November 2025

202511 by Tanaka みんなで解決に向けて動きたい…

こんにちは、タナカです。 今週はありがたいことに、4回も講演の機会をいただきました。 ちょっとした講演シーズンに入ったようで、多くの方と直接お話しする中で、私自身も学びが増えています。 一方で、ふと気になることもあります。それは、少しだけ漂う解決への“おまかせ感”です。 ツーリストシップが取り組んでいるのは、誰もが関わる「街と旅のあり方」というテーマです。 つまり、私だけではなく、みなさん一人ひとりの行動や視点が、大きな力になります。 だからこそ、講演ではいつもお伝えしています。 まずは、自分の旅の仕方を少しだけ変えてみてほしい。 そして、旅先で出会う人や景色を見る目を、そっと変えてみてほしい。 変わるのも、変えるのも、自分自身から。 私たちの活動も、まだまだ道の途中です。 「〇〇が必要だと思うんですが、なぜしないんですか?」 「〇〇が大変です、なにか対策してもらえませんか?」 そんな質問をいただくこともあります。 とてもありがたい問いです。 でも、きっと必要だと思えたなら、あなたにもできること。 私だって、何も知らないちっぽけな大学生から始めたんです。 だから、こんなふうに伝えます。 「そうですね。では、一緒にやっていきましょう。」 小さな一歩が集まれば、街も旅も、もっとあたたかく変わっていきますから。

202511 by Uesato “はじめての駅”でドキドキ

先日、鉄道会社さんのされている謎解きゲームに参加しました。謎解きキット片手に謎を解き、いくつもの駅を巡っていくものでした。友人に誘われ参加したのですが、謎解きゲーム自体が初めての経験でした。 普段の私は、旅先クイズ会や私生活でも迎える側であることが多いです。けれどこの日は、仕事でもなく「ツーリストとして歩く側」になりました。 今回訪れた駅のほとんどが、私にとって初めて降り立つ場所。しかも、いわゆる観光地ではなく、“地元の生活が流れる静かな駅や町”が多かったです。初めての駅、出口は合っているのか、地図ではなく謎解きの指示を頼りに目的地を目指します。 『二つ目の横断歩道を左折、そのまましばらく進む。』指示に従い歩いてはみているものの「ここを歩いていいんだろうか」「静かにしなきゃ」というちょっとした緊張が胸の奥に生まれました。 そして何より、久しぶりに町の観光案内図や地図をじっくり見ました。いつもなら素通りする案内板が、知らない場所では急に“旅の命綱”になります。少しでも迷わないように、案内図を何度も確認しました。 途中、おそらく地域の方から声をかけられました。「何してるの?」驚いたけれど、とても柔らかい口調でした。あとから考えると、自分たちの住む地域に突然現れた、キット片手のいかにもよそから来た二人組。珍しかったのだと思います。 気になって、声をかけてくれたのかもしれません。「謎解きしてるんです。今これを解いています。難しいんです。」と返事。「俺にもわからんわ〜、頑張ってな〜」と返してくださいました。 初めての駅に降り、そこにいる人と話し、その町のご飯屋さんでごはんを食べました。(ご飯美味しかったです!店員さんも素敵でした♪)たった数時間でも、一歩家から出て、数駅移動して、旅ってこうして始まるんだなと感じました。 ふと気づきました。 ――これって、旅先で外国人旅行者が感じている気持ちと同じじゃない? 初めての駅で案内図を見つめる心細さ。道が合っているか不安になる気持ち。知らない土地で誰かのひと声にちょっと嬉しくなること。そして、その土地のごはんを食べる楽しみ。 いつもは迎える側が多かったけれどけれど、今回ばかりは“自分がツーリストになることで”心から理解できた気がします。 私が感じた安心や嬉しさは、クイズ会に来てくれる旅行者も、同じように感じているのかもしれない。いや、海を超えて、言葉の違う場所にいるのだからそれ以上かも! だからこそ、 ちょっとした笑顔やひと言が誰かの旅を支える力になるんだと思います。 謎解きゲームに誘ってもらえたおかげで、こんな形でツーリストシップを再発見するとは思いませんでした。 旅する側の気持ちに戻れた少し特別な一日になりました。ありがとう、友人T。(謎解きは無事にクリアしましたよ!謎解きって楽しいですね!) 次回、他のメンバーが更新しますので、お楽しみに♪寒くなってきましたね。風邪やインフルエンザが流行っていますので、手洗いうがいをして、しっかりとご飯を食べて、しっかりと休みましょう!それでは、また👋

202511 by Sakurai ―石垣島で感じた「旅の責任」と「つながり」

始発の南海電車に乗り、まだ静まり返った車内で「いよいよ石垣島だ」と胸が高鳴る。手荷物の重量制限が7キロまでということで少し緊張したが、無事にクリア。約3時間のフライトで、機内から見えた青い海と島の姿に思わず心が躍った。 ところが着陸寸前、強い風の影響で機体がふわりと再上昇。再チャレンジまでの10分間、少し不安な気持ちで窓の外を見つめた。しかし、周りの乗客は皆さん冷静。2度目のチャレンジで無事ランディングした瞬間、胸の中で思わず拍手を送った。 到着した石垣島は、思ったほど暑くなく曇り空。まずはいつもお世話になっているバナナ販売店へご挨拶。その後、以前訪れたときの記憶を頼りに「旅先クイズ会」を開く場所を探した。運良く見覚えのある風景を見つけ、準備開始。横断幕を机に取り付け、地図を貼り、ブザーと景品を並べて、ハッピを着れば、もう気分はお祭りモード。ターゲットは車の運転手さんたち。笑顔でブザーを鳴らしながら呼びかけたが、なかなか足を止めてもらえない。それでも「楽しそう!」と思ってもらえるように精一杯アピールした。約30分で撤収したが、「次こそは1人でも参加してもらおう」という新たな目標ができた。 午後は石垣市役所での商談まで時間があったので、徒歩で約8キロの道のりを歩くことに。途中、南国特有の植物や鳥たちに出会い、歩いてこそ見える景色を満喫していると、突然のスコール。全身ずぶ濡れになりながらも「これも旅の醍醐味」と歩き続けた。やがて雨もやみ、無事に市役所へ到着。温かく迎えてくださった職員の皆さんと、ツーリストシップの推進についてしっかり話し合うことができた。 夜は地元のおでん屋で沖縄おでんと八重山そば、そしてオリオンビールを。疲れた体に染みわたるおいしさに「来てよかった」と心から思った。 翌日はユーグレナモールの公設市場前で旅先クイズ会を開催。クルーズ船の寄港もなく人出は少ないと聞いていたが、石垣市役所の職員さんの協力もあり、いざ始めてみると次々と人が集まり、なんと74名もの方が参加してくださった。 関東や関西、九州、東海など日本各地から、さらには海外からも3名の参加者が。クイズを通じて「サンゴを踏まないように」「スピードを出しすぎないように」「ごみ分別の協力を」など、ツーリストシップの大切さを伝えた。参加者の方から「ツーリストシップ、大事だね」「それは守らなきゃ」といった言葉をいただき、胸が熱くなった。 修学旅行で訪れた高校生、一人旅の主婦、親子でスキューバダイビングを楽しみに来た方々――それぞれの旅の目的は違っても、「旅先での思いやり」というテーマでひとつにつながる瞬間があった。この出会いが、旅の価値をより深くしてくれる。 クイズ会のあとは、市民会館で開かれていた「宿泊税の活用」に関するディスカッションを傍聴。観光事業者の方々が真剣に意見を交わし、より良い観光地づくりを考えている姿に強く共感した。現場の声を聞くことで、自分の活動の方向性にも確信が持てたように思う。 夕食はスーパーで買った惣菜とサーターアンダギーを片手に、海辺で夕日を眺めながらの“贅沢ディナー”。波の音とオレンジ色の空、そして甘いアンダギー。何より心が満たされた時間だった。 次の日、朝5時に起床し、宿泊先に感謝を伝えて出発。空港までは徒歩で向かうことにした。まだ薄暗い中、ジョギングをする人や犬の散歩をする人たちがいて、「おはようございます!」と声をかけ合う。そのたびに心が温かくなり、「旅は人との挨拶から始まる」と改めて感じた。 途中、野生のキジや鳥たちに出会い、自然の豊かさを肌で感じる。道沿いにはマングローブツアーやスキューバダイビングの看板が並び、石垣島がいかに多彩な魅力を持つ観光地かを実感した。歩きながら、「ツーリストシップをもっと広め、この島がさらにワクワクする場所になっていけばいい」と心から願った。 今回の旅を通して、改めて石垣島の自然や文化の尊さを実感した。観光地としての発展ももちろん大切だが、その根底には「自然と人との共生」「地域への敬意」が欠かせない。ツーリストシップとは、単なるマナーやルールではなく、「旅先を思いやる心」そのものだと思う。

202511by Haruta 一人旅(出張)で気づいた、ツーリストシップの力

皆さん、一人旅ってしたことはありますか?出張を含めた一人旅のご経験がある方も多いかもしれませんね。終始一人で過ごしていると、誰かと会話する機会って意外と少ないものです。 先月、10月に第2回一斉旅先クイズ会があり、私は広島の宮島を担当いたしました。3月ぶりの広島出張で、仕事でバタバタしながらも、合間に観光をしたり、当日には多くの方と交流を図れたりと、充実した2泊3日でした。 その中で、旅先クイズ会以外の場面でも「旅行者として」交流を楽しむ瞬間がいくつかあり、ぜひこの場を借りて少しだけお話ししたいと思います。 初日は仕事の合間に、広島駅近くの「縮景園」という素敵な庭園を訪れました。平日だったこともあり、なんと来園者の9割ほどが外国人観光客。入口で警備員さんにおすすめコースを伺ったり、帰り際にはシニアのガイドさんが声をかけてくださり、庭園の歴史を教えてくれたり。そんな「交流」があったからこそ、縮景園を倍楽しめた気がします。 そして、旅先クイズ会当日は、日頃から多くの外国人観光客と接しているおかげか、現場を離れても自然と外国の方に話しかけられるようになっていました。(この現象、皆さんにも体感してほしいです!笑) 休憩時間には、廿日市市の職員の方に教えていただいた穴場のカフェへ。店内の9割は外国人観光客で、隣の席の方が「しその葉ジュース」を注文したい様子。でも“shiso leaf”が何かわからず、店員さんも英語対応が慣れていらっしゃらない感じ…。その方は「一旦決まったらまた呼びます」という感じで店員さんはカウンターに戻っていきました。そして、その隙を見て、思い切って私からスマホで写真を見せながら説明すると、「トライしてみるわ!」と笑顔で注文してくださいました。その後の感想は聞けませんでしたが、まさに“ツーリストシップ”を感じた瞬間。 ほかにも、宿泊先のホテルで日本人の方に「こっちのドライヤーの方が勢いがいいですよ!」と伝えたり、路面電車で精算方法を教えたり。少し“お節介だったかも”と思う場面もありましたが、どれも心が温かくなる小さな交流でした。 いや、これはお節介ではない。これもすべて、「ツーリストシップ」なんだと。そう思うと、なんだかすべてが前向きに見えてくる。ツーリストシップって、まるで魔法の言葉のようですね🌟 次の旅や出張先でも、また新しいツーリストシップを見つけたいと思います。次回は他のメンバーの活動コラムをお楽しみに♪ ↑縮景園withツーリストシップ行動集